時間
この写真、日赤(日本赤十字病院)の9階の祖母の病室から見た風景です。 大津の日赤から湖西地方を望んでいます。・・・随分景色が変わりました。昔はそんなに高い建物はありませんでした。滋賀県の人口増加を象徴するかのように現在もマンションや住宅が建ち続けています。・・・もはや琵琶湖の周りに壁ができたような印象すら受けます。
時間が流れて多くのことが変わりました。まだまだ短いボクの人生の中で、実感できるほどなのです。この街の変化は。。。 では、この写真を撮ったときに後ろのベットで横になっていた祖母にとってはこの町はどのように映るのでしょうか。
おばあちゃんは変わりました。僕の小さかった頃では考えられないほど。。。 何故、病気なんて存在するんだろう。老化なんて存在するんだろう。 あの頃のおばあちゃんはどこに行ったの? もう、たくさんおしゃべりしてくれたおばあちゃんはいない。 もう、元気に歩いていたおばあちゃんはいない。 もう、ボクの手を握ってくれたおばあちゃんもいない。 時間が戻ればいいのに。。。 時間って魔法だと思う。過ぎた時間も思い出せばすぐそばにあるから、、、。 だから戻ってくれる気がしてる。。。 窓から見た景色も。 そして振り返れば、元気なおばあちゃんが笑ってる気がする。
“今”は、手を握ってあげることぐらいしか見つからない。自分にできること。僕は医者でもなんでもない。介護もできないろくでなしだから。。。 だけど、“ありがとう”の気持ちが伝わってほしい。大切なおばあちゃんに・・・。
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