KOBUKURO ALL SINGLES BEST DISC2
さて、随分と長くあいだが開いてしまいましたが、コブクロのベストアルバムのDISC2のレビューを書いていきましょう。
DISC2の曲たちは、聴いたと同時に懐かしさを感じさせてくれました。ちょうど中学生のころでしょうか、それぐらいのときに聴いたことがあるような曲がたくさん入っていました。その当時、僕自身あんまり音楽に詳しくなかったので、コブクロというバンドがいるのは知っていたのですが、どんな曲を歌っていたのとかはあんまり知らなくて。。。 「YELL ~エール~」とか、「轍」とか、「風」なんかは曲だけは知っていてすごく好きだったんですけど、誰が歌ってるのかはあまり知らなかったんですね。それで、今回このアルバムを聴いて、もう一度あのときの曲に再会できました。また改めて聴いてみても良い曲たちですね。
では、1曲目の「風」から。これまた切ないナンバーです。 暖かい春の来る少し前のちょっと冷たい冬の終わりの風。。。 これから始まろうとしている春の季節。あなたと一緒にいた季節を思い出す季節・・・。 今になってそのときのゆっくり流れた時間を思い出す。。。 でも、決して戻ってくるものではない時間。。。 そんな想いを起こさせる“風”。 そして、『あなたを忘れてしまう程の 恋が胸を焦がす日まで この道は誰とも歩けない あの日のように』 と続いていく。 まだ歩き出せない自分を描く。風を感じてまた思い出してしまう。 それでも風は、また新しい時間を運んできてくれるものでもある。 遠くの空へ続く風。新しい一歩を踏み出す春に続く風。 とても優しい曲です。
さて、次は4曲目の「YELL ~エール~」。春になったら何故だか思い出してしまう曲です。旅立ちの季節に少し不安なココロに届く応援歌。暖かいメロディーが自分の後押しをしてくれているように感じる名曲です。 『あなたが今日まで歩いてた この道まちがいはないから』自分の道をゆっくり歩いていけば良い。迷いや不安を振り切っていけばいい。 『現実と夢が今 遠くかけはなれていても そう 無駄じゃない その姿を 遠い場所で 誰かが見てるのさ』 だから、まっすぐ進めばいい。春、新しい行き先を決め、歩き出そうとする人に優しく背中を押してくれます。
そして、次は「轍-Street stroke-」。原版の「轍」をもう一度レコーディングしている作品です。 そして、この曲、中学校のときの学園祭のテーマソングでした。その当時はコブクロはよく知らなかったけど、みんなで聴いて歌ったこの曲は本当に思い出に残っています。『開いた扉 通り抜けても それじゃ強くなれやしないよ 閉じた扉 タタキつぶしてゆこう 君の未来のほうへ』 なんかすっごい熱くなれる。今頑張んなきゃいけない。進まなきゃはじまんねぇんだよ。おもいっきし気合の入る曲です。
そして、やっぱりはずせないのが「桜」でしょう。 全然桜のシーズンではないときにリリースされたこの曲は、長く長く咲き続けました。コブクロ結成最初のこの曲は、本当にいい曲だと思います。ちょっと切ないメロディーだけど、暖かい。 『桜の花びら散るたびに 届かぬ思いがまた一つ 涙と笑顔に消されてく そしてまた大人になった』 春の季節、桜はいろんな想いを咲かせてくれます。 そしてそんな想いも花びらのように散ってしまうんですね。短い時間なんだけど、それでいい。 散っていくことはマイナスではなくって。想いは散ってもかわらないものが残っているから。 目に見えない“カタチ”として。
最後は、このアルバムのボーナストラック「未来への帰り道」です。 帰り道、なんかちょっぴり悲しさや切なさもあるんだけど、未来へと続く、最後には明るい気持ちになれる曲です。まさにこのベストアルバムのエンディングにふさわしい曲だと思います。 『離れ離れになるまえに もう少しだけ 素直になれたら もっといっぱいの ごめんねも ありがとうも言えたのに』 そうなんだよね。きっと。 でもね、言えなかったんだな。そんな想いも、今にだったら伝えられるのかな。 『許し合えるなら あの時あの場所まで 歩こう 未来への 帰り道を』 いろんな想いを抱いて、歩けばいいんだ。振り返って戻る道は、実は新しい道なんだよ。目の前の道を進んでいこう。
コブクロのベストアルバム。とっても良かったです。懐かしさもこれからへの期待も持たせてくれる良いアルバムでした。紹介した曲以外も聴き応えありますよぉ。
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