ありがとう
11月6日の明け方、僕は大切な人を亡くしました。
おばあちゃんは、家族みんなに見守られて、上りだした太陽の下、未来へと旅立っていきました。
お通夜、お葬式、あっという間でした。本当に信じられないくらい。。。 ただ信じられなくて、悲しくて。。。 あんなに涙を流したのは生まれてはじめてでした。
式典で飾られていた写真の中のおばあちゃんは本当に良い顔で。。。それを見ていると、大切な時間が思い出されてきて。なんとも言えない気持ちになって。。。
最後のお別れを告げるとき。もう、二度とおばあちゃんに会えないと思うと、涙が止まりませんでした。
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帰りの車の中、僕の手の中にいたおばあちゃんは暖かくて。。。
いつも車に乗ったら、おばあちゃんはなかなかシートベルトを締められないから、僕が締めてあげてて、、そしておばあちゃんはいつも「ありがとう」と言ってくれてた。 そのふと車の中で思い出した思い出の、その「ありがとう」の暖かさのような、、、 そんな優しい暖かかさでした。。
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おばあちゃんは、家に帰ってきました。きっと笑顔でただいまを言って。
でも、少しさびしくなってしまいました。
おじいちゃん、本当にさびしそうで、、、僕のちっぽけな人生の倍以上もの時間を共に過ごしたおばあちゃんがいなくなってしまったから。。 最後の別れの言葉で「来世でも一緒になろう」と・・・。。 本当に一緒になれると思います。きっと、あれだけおばあちゃん思いのおじいちゃんはいないです。
そして、僕は生まれてはじめて、父が泣く姿を見ました。 今までの父が、おばあちゃんの子供だって。。。当然のことに改めて気づきました。 お母さんがいなくなることのさびしさ。。。 父の背中が僕と同じに見えた気がしました。
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少し時間がたって、、、今日常の中にいる自分を思います。 悲しみにくれた日の朝。別れを告げたあと。学校に行く自分の姿がありました。 そこで友達と笑顔でいる自分がいました。 人間って本当に不思議だと思います。 別に、笑顔でいる自分が嫌なわけじゃなくて、むしろ全然良いことなんだけど。・・・不思議です。 やっぱ、悲しみは超えられるものなのかな。そんなふうに思ったりします。
そしてきっと、これからも楽しい日常が続いていく気がします。
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なんだかすっごい散文になってしまったけれど、思うことを書いてみました。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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