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映画を観る。

 「ブタがいた教室」

 良い映画でした。

 

 「みんなでブタを育てて、最後は食べようと思います。」

 6年2組で繰り広げられる、

 ブタのPちゃんと先生と、26人の子どもたちの物語。

 命の議論。

 

 原作(実話)に比べると、随分とカットされている内容も多いです。

 が、

 卒業の時、Pちゃんをどうするのか。

 その、命の行き先を決めるときの議論は、目頭が熱くなります。

 真剣に一つの命のあり方に向き合う子どもの姿は、 

 映画であることを忘れさせるほどでした。

 学びの舞台である教室の姿がそこあった気がします。

 

 ボク自身は、最後の最後。

 決断を下す星先生の姿が印象的でした。

 

 子どもが主体、子どもが全て。

 教育とは、

 そうあるべき?

 でも、

 子どもたちが、

 全て、やれることを全て、尽くした時。

 「子どもたちは、もう十分考えた。」 その時。

 導くのは、先生。

 

 教師のあるべき姿の片鱗が、そこにはあった気がします。

 素晴らしい学びの場を、提供するのは教師。

 そして、

 子どもの学びの役割を終えた時、

 次なる学びのために、

 幕を下ろすのも教師なのかもしれませんね。

 

 教育に興味がある人にはぜひとも、

 原作の本を含めて観てもらいたい作品でした。

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