ハートビート。

　「学校なんか、来たくない！！　何も、楽しくない！！

　勉強と喧嘩しかないじゃないか！！」

　違うんだ。

　君のせいじゃない。

　その衝動は、抑えられないんだ。

　理性では、きっと抑えられない。

　君の言っていることは、

　決して間違ってない。

　でも、

　でも、、、

　一線を、越えてしまうんだ。

　大切なみんなを、傷つけてしまうんだ。

　全ては・・・、

　きっと、

　わかってるんです。

　自分でも、

　どうにもできないことが。

　だから、

　あんなことを言うんです。

　ボクに、何ができるんでしょうか。

　学校って、何でしょうか。

　教師って、何でしょうか。

　今、ボクにできる精一杯は、

　ただ、

　ただ、

　君を待っていることだけです。

　どうしようもない思いを、

　一緒に、思いっきり壁にぶつけるだけです。

　なんで、

　人は一人では生きていけないんでしょうか。

　どうして、人と関わっていかなきゃいけないんですか。

　どうして、みんな、わかってくれないんですか。

　違うことは、罪ですか。

　居場所は、どこにあるんですか。

　なんで神様は、みんなを平等に創ってくれないんですか。

　なんでですか。

　なにか悪いことしましたか。

　理論なんかいらない。

　ねぇ。

　なんでですか。

　無力です。

　ボクは、

　何もできていない。