誇り。
そんな まさかの質問をされて。
滋賀の地。
大津の地。
と、答えた。
素直な気持ちだと、思う。
大津の地で、生まれ、育ち。
大津の学校で大きくなった。
琵琶湖が見える暮らし。
当然のようにある平和堂。
京阪電車の走る音。
ボクの日常を作ってきたのは、大津。
小学校から見えたびわ湖、いつだって輝いてた。
大津の街並みは、いつも目の前に広がって、まるで掌の中にあるようだった。
中学校から見えた緑の比叡山。
夕暮れを早くするその山は、どことなく寂しさをつれてくる。
ただ、それは寂しさと共に、落ち着きもつれてきてくれる。
高校通学の途中で見た大津の街並み。
少しずつだけど変わっていく、そんな郷土の小さな歩みを知った。
大学に入って、改めて気付かされたんだ。
郷土の素晴らしさに。
紛れも無く、
ボクは大津に支えられている。
だから、
恩返しが、したいんだ。
ありがとうの、お礼がしたいんだ。
ボクがそうしてもらったように、
これからを担う子どもたちに、
何かを伝えていきたいんだ。
カッコつけてるように聞こえるかもしれないけど、素直な気持ち。
これが心底の、志望理由だ。
これを聞かれることは、きっと無いと思う。
そして、この答えは正しい回答ではないかもしれない。
教育的な願いが、欠けてるかもしれないから。
望ましい答えではないかもしれない。
でも、
もし聞かれたら、
これを言おう。
情熱を、ぶつけてみよう。
自分を育ててくれたみんなへの感謝の恩返し。
郷土への恩返し。
それができること。
自分自身の誇り。
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