めもあある。
「めもあある美術館」
昔、小学校6年生の教科書に掲載されていた作品らしいです。
これが、なかなかに良い作品。
というより、とても良い作品でした。
作品の中の、この二つの台詞が好きです。
「このへやには、君は、いつでも、すきなだけ、はいっていいんだよ。君の絵をかけておくへやだからね。君よりほかの人間は、だれもはいることはできない。これまで見てきた、たくさんのとびらのどれにも、君がはいれないのとおんなじにね。」
「君はね、これからも絵をかき続けていくんだよ。この額の中に。ここの美術館には、だれでも、いつでも、見に来ることができるんだ。前に自分のかいた絵を見るのは、楽しいものさ。」
この台詞だけでも、なんとなくどんな作品かわかるのではないでしょうか。
めもあある。
思い出の飾られる。
素敵な美術館です。
素敵な感動があるわけではない。
正しい道徳が描かれるわけでもない。
ただ、心の中に暖かい何かが残る。
なんだか、ほっとする。
教科書っていうと、なんだか難しい気がする。
でも、こんな不思議な世界につれていってくれる魔法も持ってる。
『もう一度読みたい国語教科書』
この本に、「めもあるる美術館」は収録されてます。
他にも、素敵な作品がいっぱい。
教科書、
いや、
物語の持つ魔法に触れられる一冊です。
良いですよ。
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