潮岬。
旅のふりかえり、その2。
二日目、立ち寄ったのは潮岬。
言わずもがな本州最南端の地。
和歌山県は串本町です。
岬が本州最南端であるならば、
当然、駅も本州最南端。
ちなみに、ご存知かと思いますが、
串本はトルコと繋がりの深い町。
昔、明治時代。
座礁、沈没したトルコ船から救助された人々を、
町の人が自らのたくわえをも削って救護に努めた。
この事件が友好のはじまりだそうです。
さて、
潮岬へは、バスが出ています。
意外と普通のバス(低床バス)でした。
バリアフリー化は、地方でも着実に進んでいる・・・。
さて、岬なので珍しいことではないですが、
バスはぐいぐいと高度を上げていきます。
そして、走ること15分ほど、
潮岬に到着。
さっそく潮岬観光タワーなる建物に入ってみました。
またしてもシュールな顔出しを発見。
もはや、顔を出すというより、首から上を乗せる。
や、でも、意外としっくり来るかもしれないぞ。。。
そんなことを考えながらエレベーターを登ると、
ご覧あれ、この絶景。
見渡す限りの海。 海。 海。
海の先が、空に吸い込まれていく感じ。
なんて、でっかいんだ。
流れていく雲。風。潮の香り。
全てが、
今、
自分が陸の果てに立ってることを感じさせる。
海は、広い。
自分たちが立っている陸地は、なんて狭いんだろう。
でも、
陸地は、強いな。
そう思う景色でした。
タワーを下りて、
正真正銘の最南端へ。
海の声が聞こえてきます。
飲み込まれるような音でした。
近くに見えていた潮岬灯台へも登りました。
流れが速く、
天候も変わりやすい難航路を照らす道しるべ。
たたずまいが、なんだかカッコよかったです。
和歌山県に入ってから見る海は、
力強かったです。
一日目の三重県は、
リアス式海岸の入り組んだ地形が生み出す穏やかな海。
心を落ち着かせてくれます。
それと対照的な和歌山の海。
太平洋から打ち寄せる波は、力を持っています。
気持ちを明るくさせてくれます。
やっぱり海はでっかい。
なにもかもわかっている。
そんな感じがします。
紀伊半島一周、海を眺める旅。
いいですよ。
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